永源庵と細川家

永源庵は、建仁第39世である無涯仁浩(1294〜1359)が開山し、清水坂鷲峯下に建てられました。細川頼有公が備後守護として無涯に門前で出会い、馬上から門法を問う出来事が縁で、以後細川家と永源庵の関係が深まり、細川家からは出家や住職になる者が現れました。
1372年、永源庵は建仁寺塔頭に列し、明治時代まで細川家の庇護を受け続けました。現在の客殿は細川三斎公により再建され、その時の住持は九岩中達(建仁第300世)でした。
平成25年3月には、第79代内閣総理大臣である細川護熙氏が揮毫した襖絵24面が奉納されました。細川家ゆかりの美術館「永青文庫」の永は永源庵に由来しています。

細川家墓所

細川護熙氏